全日本空輸(ANA)は8月18日、ANAマイレージクラブ(AMC)向けオンラインサービスで現行の「AMCパスワード」とは異なる「Webパスワード」を新たに導入すると発表した。

Webパスワードの導入は9月4日午前5時から。「任意の英文字(大小)と数字で構成する8桁~16桁のパスワード」の設定が要求される。

12月3日までは、移行期間として既存のAMCパスワード(数字4桁)も利用できるものの、12月4日以降は「Webパスワード」のみの利用に切り替わるという。

現行のAMCパスワードは、廃止されるわけではなく、「ANA予約センター」や「ANAマイレージクラブ・サービスセンター」への問い合わせ、各空港に設置されている自動チェックイン端末などで必要となるため、「AMCパスワード」「Webパスワード」の双方を管理するようANAでは呼びかけている。

また、Webパスワード以外にも、マイレージ特典交換時における本人確認のEメール認証機能なども実装していくという。

ANAでは、今年3月に不正ログイン被害を受けており、AMCパスワードが数字4桁の設定しかできないといった状況から、これらのセキュリティ強化施策を打ったものとみられる。

なお、航空会社のログインパスワードをめぐっては、日本航空(JAL)も4日に認証方法が「生年月日」となる2段階認証の開始を発表している。

ANAのパスワード設定チュートリアル