アライドアーキテクツとメタデータは8月15日、ユーザーアンケートの自由記述データやWeb / カスタマーセンターに寄せられたクチコミなど、顧客から集めたテキストデータを分析し、マーケティングの課題を浮き彫りにするサービス「ソーシャルアナライザー」の共同提供を開始した。
同サービスは、テキストを記述したユーザーのネガティブ・ポジティブ傾向を7段階で構造化する「ネガポジ判定」、メタ構文解析によって欲求意欲を判定する「願望解析」、好き / 嫌い、嬉しい / 悲しい、怒り / 恐れの3軸について7段階の感情分布を集計してユーザーの感情を読み取る「感情解析」といった機能でテキストデータを分析し、レポートを作成する。
たとえば、アンケートの自由記述欄に書き込まれる内容は「良い・悪い」以外のさまざまな感情が含まれていることが多い。「このスマートフォンがもっと軽かったら良いのにな」というユーザーからのコメントがあった場合、単純なテキスト解析では「良い」という単語から「肯定」の意向があると判断するが、実際には「仮定+願望」を表している。同サービスはこのような場合でも正確に消費者の感情を分析できるという。
またアンケート調査は、アライドアーキテクツの提供するソーシャルメディアマーケティング支援プラットフォーム「モニプラ」を活用することで、約170万人のソーシャルメディアユーザーを対象に簡単に実施できるようになっている。
同サービスの導入価格は、アンケート調査によるデータ収集・集計・解析のフルパッケージの場合で300万円からとなっている。