コンピュータソフトウェア著作権協会(ACCS)は、警視庁東村山署が8月8日にWebサイトを通じて無断複製した映像作品などの海賊版を販売していた神奈川県の元録画代行業者の男性(44際)を、著作権法違反(海賊版頒布)の疑いで東京地検立川支部に送致したことを発表した。

この男性は2013年11月15日~16日ごろに、東映が著作権を有するドラマ作品「相棒12」を複製したBD-R1枚を、神奈川県の男性に2500円で販売していたという。

男性は、地上デジタル、BS、CS放送番組の「録画代行サービス」を提供しており、自ら開設したWebサイトを通じて注文を受け、有料で放送番組の録画とメディアへの複製を行い、メディアを注文客に送付していたとされている。警察によると、男性は2012年1月から約2年の間に、海賊版販売によって約1500万円を売り上げていたとのこと。

送致に先立って行われた関係先の捜索では、録画機器7台、ハードディスク11台などが押収された。また、この男性は本件のほか、複数のテレビドラマの海賊版を販売した件でも送致されている。