博報堂は8月14日、自由で自立したライフスタイルを謳歌する単身・独身男性「ソロ活動系男子(ソロ男)」の研究活動および企業のマーケティング活動の支援を開始した。
同社は、自立・自給しながら自由なライフスタイルを楽しむ20代~50代の単身・独身の男性を「ソロ男」と名付けている。ソロ男は、自分の時間と趣味を大切にし、忙しく働いて高い給料をもらうよりもゆとりが多い生活を好む傾向があるなど、世代を超えた共通の価値観を持っているという。
これまで単身・独身男性は、既婚男性などよりも平均所得が低く消費力が弱いとされ、女性に比べて消費の実態や生活意識の研究が進められていなかった。
しかしソロ男は可処分所得が高いため、消費支出額やエンゲル係数も高く、旺盛な消費意欲を持っている。同社の調査でも、「購買時に企業のマーケティング施策に高い反応を示す」「一度決めたブランドを継続して買い続ける」「計画的な買物をすることが多い」など、消費に関して高いポテンシャルを持っていることがわかったという。
博報堂は8月14日に「ソロ活動系男子研究プロジェクト」を発足した。同プロジェクトでは年1回、定量調査分析レポートを発表するほか、企業向けの市場開拓、商品開発ワークショップの開催、受託調査、書籍出版などを予定している。