神戸新交通はこのほど、ポートアイランド線の混雑緩和や輸送力増強を図るため、ポートライナー車両2編成(計12両)を川崎重工業に発注したと発表した。当初予定より1年早め、平成28年春からの運用開始を目指す。
車両の仕様は、現行の2000形車両を基本とし、車内環境やバリアフリー 化、省エネルギー化などに配慮したものとなる。
具体的には、降口の混雑緩和を図るための座席配置を変更するとともに、聴覚障害用ドア開閉動作開始ランプと視覚障害者用ドア閉案内装置を設置し、室内灯・予備灯・前照灯をLEDに変更する。
車両の増加により、1時間当たりの輸送能力が1万350人から1万2,600人に、朝のラッシュ時(平日8時から9時)の運転本数も23本から28本に増える見込み。