ネクストジェンは8月8日、音声認識技術とボイスメールを組み合わせた「音声認識ボイスメールシステム」の提供開始を発表した。
コールセンターなどに提供する同システムは、電話を受けるオペレーターが応答できない場合に代理応答を行なう。顧客のメッセージを、音声とテキストデータとして専用の伝言リストに保存し、Webブラウザ上でデータを管理できる。
顧客はメッセージを口頭で残すだけで、内容が音声認識で自動的にテキスト化される。テキスト化データだけではなく、音声も保存されるため、メッセージを正確に把握できるとしており、通常の通話中であっても音声で確認が難しい場合でもテキストで内容を確認するといった利用方法も想定している。
なお、このシステムは電話機それぞれと連携するわけではなく、企業の電話システムといったサーバー側との連携で利用できるため、コストを抑えられるだけではなく、利用端末の増減にも柔軟に対応できる。こうしたメリットから、すでに大手通信事業者のコールセンターで導入されているという。