モバイルゲームにおけるデータ通信の遅延は、モバイルゲーム事業者だけでは解決が難しく、ゲームとユーザーをつなぐ役割を担うインターネットプロバイダとの連携が不可欠として、今回の検証が行われた。
具体的には、ネットワーク接続状態の詳細をリアルタイムに把握可能になるBMPプロトコルにより、両社間のネットワーク接続管理の高度化が可能か、複数の装置を用いて検証が行われた。
両社間のネットワークに異常が発生した際に、故障原因を速やかに特定し早期に復旧することができた。これにより、両社はBMPが高品質なゲーム運用を支える有力な技術であることが確認されたとしている。
両社は検証結果をもとに、BMPの標準化および実装に不足している部分、今後開発されるソフトウェアに必要な技術要件などを広く開示し、標準化活動や、関連ソフトウェアの開発に貢献する構え。
検証内容や結果の詳細は、JANOG34ミーティングで発表されたほか、検証に参加したエンジニアによる寄稿を両社の「テックブログ」にそれぞれ掲載している。