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Googleは8月6日(米国時間)、「Google Online Security Blog: HTTPS as a ranking signal」において、Googleの検索結果ランキングにHTTPSを使っているかどうかを反映させていくと伝えた。当面はHTTPSを使うことでランキングに影響を受けるのはクエリ全体の1%にも満たず、その影響力も小さいとしているが、徐々に影響力を強め、最終的にはすべてのコンテンツがHTTPSを使うように促していく狙いがあるとされている。
ランキングによい影響を与えるには適切な状態でHTTPSが利用されている必要があるとし、次のような基本的なティップスが紹介されている。
- 必要な証明書を使用する(シングル、マルチドメイン、ワイルドカード)
- 2048ビット鍵を使用する
- 同一のセキュアドメイン内では相対URLを使用する
- すべてのほかのドメインに対してはプロトコル相対URLを使用する
- robots.txtを使ってHTTPSサイトのクローリングを禁止しない
- 検索エンジンがページのインデックス化するのを禁止しない
Googleは自社で提供しているサービスをHTTPSで提供することをデフォルトとするなど、より安全なWebサービスの実現へ向けた取り組みを進めており、検索エンジンのランキング方式の変更はこうした取り組みの一環といえる。