トリップアドバイザーは8月7日、旅行口コミサイト「TripAdvisor」のスマートフォンアプリにおいて、オンライン状態でダウンロードしたコンテンツのオフラインでの利用が可能になったと発表した。これにより、世界約300の都市に関わる口コミや写真、地図情報をオフラインで確認することができる。
オフライン機能の使用には、インターネット接続がある状態であらかじめ閲覧したい都市を検索し、その都市のコンテンツをスマートフォンにダウンロードするのみ。インターネット接続が無い状態において、アプリは自動的にオフラインモードに移行するほか、宿泊施設の予約を除き、「ダウンロード済みの都市の口コミ10件の表示」や「写真などの情報の閲覧」といった機能の利用を可能にする。また、インターネット接続がある状態になれば、アプリは自動的にオンラインモードに移行し、全ての情報が表示される仕組みだ。
同機能を備えたアプリは、8月時点でトリップアドバイザーがサービスを提供している全ての国と言語において、iOSとAndroidのスマートフォンで使用可能。オフライン機能で使用可能な各都市の地図は、オープンストリートマップを使用するTelenav’s Scout Maps and Navigation SDKのデータを利用している。
なお、同社はこの機能の利用に関して、「各都市のデータは容量が大きい場合があるので、使わなくなったら削除すること」と「コンテンツは日々更新されているため、旅行前に最新の情報をダウンロードすること」を推奨している。