ソフトバンク・テクノロジーは、企業のウェブサイト、実店舗やリアルイベントなど、あらゆる販売チャネルを統合(オムニチャネル)したマーケティング戦略を支援する新たなサービスの提供を、2014年9月より開始すると発表した。
提供するサービスは、スマートフォンやタブレットの搭載機能である「iBeacon」から生成されるオフラインログデータと、GoogleAnalyticsに代表されるウェブアクセス解析データをビッグデータプラットフォームで集中管理し、モニタリング、会員分析を提供するもの。
「iBeacon」とは、BLE(Bluetooth Low Energy)の信号を発信できるBeaconセンサーを用いて、近距離でのデータ送受信を可能にするサービス。iPhone/iPad/iPod touchなどの端末がセンサーを検知して通信を行うことで、位置を特定。任意のエリアでの情報配信などが可能となる。例えば、店舗や展示会でBeaconセンサーを設置し、センサーの検知範囲にきた顧客のスマートフォンに製品情報等のプッシュ通信を送信することができる。
同社では、オンラインデータ、リアルデータを結合・分析して、消費者の行動を様々な角度から分析することで、各チャネル、各消費者における最適なアプローチを導き出し、企業のオムニチャネル化を加速させる。