カカクコムは8月4日、同社が運営する購買支援サイト「価格.com」が実施した「パソコン・タブレット端末利用調査2014 -パソコンよりもタブレット!? 気になるみんなの使い方-」の調査結果を発表した。

回答者全員にPCの所有について聞いたところ、96.1%が「持っている」と答えた。年代別では、若年層ほど所有率が高く、20歳未満と20代ではほぼ100%、30~40代で96.2%、50代が95.5%で、60歳以上は96.0%という結果になった。

所有しているPCのメーカー(デスクトップ、ノート問わず。複数選択)は、「自作」という回答が12.1%と最も多かった。「自作」以外のメーカーでは、NECがトップとなった。

所有しているPCのメーカー 資料:価格.com

所有しているPCのOSを聞いたところ、「Windows 7」が56.4%と圧倒的に多かった。「Windows 8/8.1」の割合は、全体の約4分の1に当たる24.5%しかなく、なかでも「Windows 8」の比率はわずか4.2%だった。今年4月にサポートが終了した「Windows XP」の割合は4.0%にまで下がっており、ほとんどのユーザーが少なくともメインマシンはWindows XPから他のOSに移行したことが見て取れる。

所有しているPCのOS 資料:価格.com

タブレット端末の所有率については、全回答者の46.6%となった。約1年前の調査におけるタブレット端末の所有率は46.9%だったので、1年前と比べてほぼ横ばいの状態であり、同社は「タブレット端末の普及もここへ来てやや踊り場にさしかかっていると見ていいかもしれない」としている。

現在所有しているタブレット端末の購入時期を聞いたところ、最も多かったのは「1年前」(34.0%)だった。これに、「半年以内」(26.5%)、「2年前」(26.2%)と続く。

所有しているタブレット端末のメーカーはアップルが36.6%と圧倒的に多かった。ただし、1年間の調査では、アップルのシェアは46.1%だったので、9.5ポイントも下がったことになる。

Android勢(一部Windows含む)のメーカーで見ると、トップは「ASUS」(12.5%)で、同サイトは「11.1%のGoogleを抜き、トップとなっていることに注目したい」としている。ASUSは約1年前の前回調査と比べると3.9ポイントも上昇しており、大躍進を遂げた。

これまでAndroidタブレットを牽引してきたのは、GoogleのNexus 7だったが、最近ではASUSのMeMO Padが価格の安さなどから人気となっており、一大勢力を築きつつあるという。

所有しているタブレット端末のメーカー 資料:価格.com

所有しているタブレット端末のOSは、Androidが53.5%とiOSを逆転している。約1年前のシェアは、Androidが54.6%、iOSが41.2%だったので、同サイトは「Androidが伸ばしたというより、iOSのシェアが減ったと見たほうがいい」としている。iOSの減ったシェアを食ったのが、Windows勢というわけだ。

所有しているタブレット端末のメーカー 資料:価格.com