LINEは7月30日、2014年4-6月期(Q2)の業績を開示した。2014年Q2のLINE売上額は212億円で前四半期比17.5%増。また、基幹事業であるLINE事業の2014年4-6月期の売上額は182億円で、前四半期比25%増、前年同期比で146%増となった。
LINEの利用者数は引き続き拡大しており、インドネシアを始めとするアジア諸国での堅調なユーザー基盤の成長に加え、メキシコやコロンビアなど中南米諸国では、LINEプラットフォーム戦略が受け入れられ新規ユーザーの拡大につながるなど、グローバルにおいて利用がさらに拡大している。
スタンプ事業においては、4月より提供を開始した、ユーザーが制作するスタンプを販売・購入できるプラットフォーム「LINE Creators Market」が成長。「LINE Creators Market」の提供により、LINEの世界展開においても、スタンプの現地化が加速している。
その結果、スタンプの販売・購入を開始した5月8日から1ヶ月間で、「LINE Creators Market」全体の販売総額は1億5千万円を超え、有料スタンプは、「LINE Creators Market」のサービス提供開始後も月間の最高販売額を更新している。
ゲーム事業においては、7月より欧米および東アジア市場に提供を拡大した「LINE:ディズニー ツムツム」が好調であるほか、日本、タイ、台湾などのアジア諸国で「LINE クッキーラン」、「LINE レンジャー」のTVCMやオフラインイベントのゲームプロモーションを展開し、利用者および売上の増加につながった。
また、タイでは、その国の文化や市場環境に特化して対応したゲーム「LINE I am Wukung」を提供するなど、現地化を推進している。
広告事業においては、公式アカウント・スポンサードスタンプを導入する企業が世界各国で増え、引き続き成長を続けている。
また、2月に発表した「LINE ビジネスコネクト」の導入企業も徐々に増加しており、今後は、6月に締結したCRMソフトウェアベンダー「セールスフォース・ドットコム」とのパートナーシップを通して、企業の開発負担を軽減することにより、より多くの企業による「LINEビジネスコネクト」の活用を促進していくとしている。