ITソリューションプロバイダの日本システムウエア(NSW)とZabbix Japan LLC(Zabbix Japan)は、認定パートナー契約を締結したことを発表した。これによりNSWは、「Zabbix導入支援サービス」提供を開始するほか、システム運用監視サービス「Managent(マネージェント)」の拡充を図る。
Zabbix Japanが提供する「Zabbix」は、サーバやネットワーク機器などのITリソースの監視・追跡が可能な、オープンソースによるエンタープライズ向けモニタリングソリューションとなる。
パートナーとなるNSWはこれまで、パブリッククラウドやプライベートクラウド、データセンターやオンプレミスなど、様々なIT環境におけるシステム運用監視基盤としてZabbixによる最適化を手掛けてきたという。今回、その経験を活かし、運用自動化を支援する「Zabbix導入支援サービス」の提供を開始するに至った。
Zabbix導入支援サービスは、監視通報サービスや外部監視サービス、システムオペレーションサービス、業務オペレーションサービス、ベンダーコントロールサービスなどZabbixの導入・自動化を実現するためのサポート機能からなる。アラートを検知した際の通知や、一次対応などの処理を自動化する仕組みを提供し、システム運用のコスト削減を実現するほか、WindowsやLinux、ネットワーク機器などさまざまな環境に合わせた独自の監視テンプレートを備えており、短期間での導入を可能にする。Zabbix導入後も、技術サポート窓口にてシステムに関するお問い合わせに対応するサービスも設けている。
また、同サービスは、NSWが提供する24時間365日対応の統合運用監視サービス「Managent(マネージェント)」との併用により、Zabbixでの自動化が困難なシステム運用もサポートされる。
Managentは、Zabbixによる統合運用監視によって、パブリッククラウドやプライベートクラウド、データセンター、オンプレミスなどのIT環境を一括サポートするほか、障害の一次対応やテクニカルサポート、リモートAMO(Application Management Outsourcing)サービス、業務運用をカバーするトータル運用等の幅広く柔軟な運用レベルを設定。共有ポータルサイトにより、障害インシデントの対応状況も随時確認することが可能だ。
なお、NSWでは、Zabbix導入支援サービスの販売目標を、初年度10社としているという。