QlikTechは、無料でダウンロード可能な次世代のデータ・ビジュアライゼーション・アプリケーション「Qlik Sense Desktop(クリックセンス デスクトップ)」の発売を開始した。

Qlik Sense利用イメージ

Qlik Senseシリーズは、「データの視覚化、ダッシュボード、ビジュアルなレポート作成を短時間で実施したいというビジネス利用者の要望に応える」という位置づけで開発された製品群。以前から、「QlikView.Next」という名の下に次世代製品として紹介されてきたが、今回、QlikViewとは異なる新ブランドとして正式にアナウンスされた。

新たに発表された「Qlik Sense Desktop」は、そのQlik Senseシリーズの第一弾となるプロダクト。ドラッグ&ドロップなどの簡単な操作でインタラクティブなグラフやチャート、レポート、ダッシュボード画面を作成できるWindowsクライアントとして提供されている。QlikViewと同様、QlikTechが特許権を有するデータ・インデックスのエンジンを使用しており、利用者は直観に基づき、データ同士の関係性の掘り下げや、隠れた関連性/洞察を見出すことができる。

また、データのビジュアライゼーションや探索、ストーリーテリング機能なども搭載するほか、作成した画面をローカル・ファイルとして保存し、他の利用者と共有/同時利用することも可能。加えて、Excel形式のファイルをアプリケーションにドラッグしたり、企業内で使う複数のデータソースを指定したりして、データを統合するといった使い方もできる。

利用は、個人・法人問わず、無料となっており、作成するアプリの数やファイル共有についての制約・制限もない。

QlikTechでは併せて、すべてのQlik Sense製品群を2014年9月にリリースすることも発表。Qlik Senseは、サーバベースのソリューションであるため、あらゆるデバイスからアクセスできるうえ、エンタープライズの要件に応えられるよう「データのセキュリティ」や「データ/アプリケーション・ガバナンス」などの機能も組み込まれるという。