新宿クリエイターズ・フェスタ2014実行委員会と新宿区は、新宿駅周辺を舞台としたアートイベント「新宿クリエイターズ・フェスタ2014」を開催する。会期は8月22日~9月7日まで。

「アーティスト展」に参加するアーティスト。左から、草間彌生、河口洋一、北川フラム、椿昇

「新宿クリエイターズ・フェスタ2014」は、2011年より開始された、新宿駅周辺全域を会場として開催されるアートイベント。今年で4回目となり、昨年は17日間で約80万人を動員した。用意されるプログラムは、多くの著名アーティストによる「アーティスト展」をはじめ、全国の学生による作品が新宿の街で展示・放映される「学生アート・コンペティション」、こどもたちが大壁画を描いたりワークショップを楽しんだりする「こどもアート」などが予定されているほか、今年で2年目となる映画イベント「シネ・フェスタ新宿2014」では、漫画家・浦沢直樹、CMクリエイター・中島信也、CGアーティスト・河口洋一郎による映像と音楽についてのトークセッションが開催される予定となっている。

草間彌生の新作も発表される

中でも「アーティスト展」は、世界的アーティストの作品を新宿の街を歩きながら楽しめるという趣旨のもの。世界的前衛芸術家・草間彌生(展示場所:新宿NSビル1Fアトリウム)や河口洋一郎(展示場所:住友不動産新宿オークタワー/神楽坂サテライト会場・毘沙門天)、現代美術家・椿昇(展示場所:住友不動産新宿グランドタワー1F)が新作を公開する。加えて、北川フラム監修の作品をオフィスビル内やオフィス街に展示するという。

また、「学生アート・コンペティション」の「空間デザイン部門」15作品は新宿モア4番外と新宿センタービルに展示され、「デジタル映像部門」の作品は、アルタビジョンとユニカビジョンで上映されるということだ。なお、8月17日(10時~16時)には、オープニングイベントとして、新宿コマ劇場跡地(新宿東宝ビル建設現場)において、蟹江杏、永山マキ、関口直仁、石川浩司が出演する「絵かきさんといっしょに大壁画をえがこう!」を開催。同イベントは誰でも参加でき、描いた絵は新宿西口大ガードのガード下に展示される予定になっている。