日立ソリューションズは7月30日、「活文」のコンセプトや製品体系を一新し、IT環境に依存することなく、ビジネスで発生するさまざまなコンテンツをセキュアな環境で自在に活用するソリューションを提供すると発表した。

今後、新たな「活文」の中核と成る企業や組織を越えたグローバルなコラボレーションを支援する情報共有基盤「活文Managed Information Exchange(以下、活文MIE)」を9月1日から、プロジェクトメンバーの自由なコミュニケーションをリアルタイムに実現する「活文 Team Idea Sharing(以下、活文TIS)」を8月1日から販売を開始する。

「活文MIE」と「活文TIS」の利用イメージ

「活文MIE」は、「組織の壁によるコミュケーション不足や情報共有の漏れ」「増え続けるコンテンツの管理」「国境の壁によるデータ転送の手間」「情報漏えいの不安」など、さまざまな障壁を解消し、効率的な共創作業を実現するワークスペース。

Microsoft SharePointなどの社内コラボレーションの目的で導入済みの他社製品との連携にも対応している。これにより、企業や組織間における業務のやり取りやコンテンツを時系列に一元管理し、コミュニケーション中に発生したコンテンツの版を管理する。

組織やプロジェクト単位でアクセス権を詳細に設定でき、閲覧可能な期間や印刷制御も設定可能。そのほか、外部に送ったコンテンツも閲覧権限を失効したり、インターネット回線を介して大容量コンテンツを海外へ高速転送したりすることもできる。

「活文TIS」は、メンバーのタブレット端末に図を読み込んだり、書き込んだ情報をその場で共有したりできる。画面に手書きで書き込むことで、細かなニュアンスまで伝えることができ、専用アプリケーションに書き込んだ情報を、サーバやクラウドを利用することなく、リアルタイムに共有可能。

また、大きな設計図面やCAD図面、Office文書、PDF、テキストデータ、画像などを読み込むことができ、それらのコンテンツを拡大や縮小することで、デザインや仕様の詳細を確認しながらコミュニケーションできる。