JTは7月30日、今年5月に実施した「全国たばこ喫煙者率調査」の結果を発表した。これによると、全国の喫煙者の割合は19.7%と、昨年に比べて1.2ポイント減少した。
同調査は1965年から実施されてきたが、今回、初めて20%を切った。喫煙率は年々減少しており、同社はその要因について、高齢化の進展、喫煙と健康に関する意識の高まり、喫煙を巡る規制の強化、増税・定価改定などによるものとしている。
同調査の有効回収標本は1万9,420人。喫煙者率の男女比は、男性が30.3%(昨年比1.9ポイント減)、女性が9.8%(昨年比0.7ポイント減)となった。喫煙率から全国の喫煙人口は、男性が1,526万人(昨年比97万人減)、女性が533万人(昨年比39万人減)と推計されている。