安川電機は7月29日、中部地区におけるロボット事業の強化と事業の集約化を目的に、愛知県みよし市に中部支店・中部ロボットセンタを開設すると発表した。
同施設では、"来て・見て・触って"をコンセプトに、実機を使ったデモやテストを通じて、一層ロボットへの理解を深められる設備を扱っていく。これにより、自動化の拡大余地のある、食品、医薬品、化粧品市場などに、ハンドリングロボットを展開していく方針という。また、ロボットを使った自動化設備の設計・製作を請け負うシステムインテグレータ(SI)への情報提供や、教育などのサポート体制も強化する。SI専用の施設を設けて、実際のロボット製品を使用し、機能を理解してもらうことで、関係の強化を図っていく。さらに、同施設に営業機能を集約して、営業員、技術員一丸となった提案活動、技術相談、実機を使ったソリューションテスト、各種教育などのビフォアサービスも強化するとしている。
なお、同施設は2015年3月末に竣工し、2015年4月21日に稼働開始の予定。