中部電力は7月28日、通信機能およびシステムなどの検証を目的として、今年10月より一部地域において、一般家庭を対象に約1万2,500台のスマートメーターの設置を開始すると発表した。
設置対象地域は、愛知県春日井市・豊橋市、静岡県浜松市、三重県四日市市、岐阜県飛騨市、長野県須坂市の一部。
これらのスマートメーターは2014年度末までに設置を完了する予定で、スマートメーターの設置以降、通信機能およびシステムなどの検証を2015年6月まで実施する。
2015年7月からは、同社管内の全地域を対象に、現在設置しているメーターの検定有効期間満了時の取替や、新たな電気の使用などにあわせて設置を行う。導入計画どおり、2023年3月までに、同社管内のすべての利用者へスマートメーターを設置完了するよう取り組む。
スマートメーターの設置開始にあわせ、今年10月より担当営業所内でHEMS(住宅のエネルギーを管理・制御する機器)などを通じた電気使用状況の「見える化」を希望する利用者には、必要な情報提供サービスを開始するほか、「スマートメーター制御管理センター」を設立し、通信を含めたシステム全体の監視・運用を行っていく。