気象庁は降水域の分布を高い解像度で解析・予測する「高解像度降水ナウキャスト」の提供を8月7日の13時から開始すると発表した。

高解像度降水ナウキャストでは、30分先までの5分ごとの降水域の分布を250m四方のメッシュで提供する。これまでの降水ナウキャストは1kmメッシュでの予測となっていた。

解析イメージ(発表資料より)

高解像度降水ナウキャストの提供に向け、気象庁は全国20カ所の気象ドップラーレーダーの処理装置を更新するとともに、、強い降水域の解析・予測技術の開発も行ってきたという。また、気象ドップラーレーダーのデータに加え、気象庁・国土交通省・地方自治体が全国約10000カ所に保有する雨量計の観測データ、ウィンドプロファイラやラジオゾンデによる高層観測データ、国土交通省XRAINのデータなども活用する。