アドビ システムズは23日、同社の公式ブログ「Focus In Blog」において、日本テレビ放送網がAdobe Creative Cloudによる4K番組制作に取り組み始めていることを発表した。
日本テレビ放送網は、日本テレビ放送網が4Kの番組制作にAdobe Creative Cloudを導入したのは、東京都・港区の日本テレビタワー内にある技術統括局 コンテンツ技術運用部。2012年秋に4Kコンテンツのひとつとして龍安寺石庭の撮影を開始したが、キヤノンのC500で撮られた素材を4Kで確認できる環境が社内になかったことが、導入のきっかけになったという。
また、同社はCreative Cloud エンタープライズ版を導入し、さらにAdobe Premiere Pro CC対応4K出力ボードを搭載したターンキーシステムを採用。「龍安寺 石庭の四季」や6月にスタートした日本初の4K専門チャンネル「Channel 4K」(124/128度CSデジタル放送)で放送されている巨人戦などといった高解像度な映像作品に関して、同システムで制作することで番組制作ワークフローの効率を高めているということだ。
なお、今回のCreative Cloudの採用理由や実際のワークフローの詳細については、アドビ システムズのWebサイト「Adobe Focus In」にて、ユーザー事例として詳しく紹介されている。