ヤフーは、6月13日~7月14日まで行われた「2014 FIFA ワールドカップブラジル大会」に関する調査の結果を発表した。
「Yahoo!検索」およびTwitterやFacebookなどソーシャルメディア上のコンテンツを検索できる検索サービス「リアルタイム検索」のデータを利用している。
「ブラジル」と共に検索されている言葉の上位30語から、世の中が「ブラジル」という言葉に対してどんな興味を持っているのかを調査。上位10位までを見ると、10ワード中4件がブラジルと対戦する国を検索していた。
また、「リアルタイム検索」を使って、決勝戦のドイツVSアルゼンチンの試合が行われた日のソーシャルメディア上の選手名の投稿数を調査。その結果、アルゼンチンの1位にランクインした「リオネル・メッシ」選手に関する投稿数は14万5471件と圧倒的に多く、2位の「マリオ・ゲッツェ」選手の投稿数6万7788件を2倍以上超える結果となった。
決勝トーナメントで行われた全試合においても、選手名のツイート数を調査。ここでも「リオネル・メッシ」選手が1位となり、同大会で最も注目された選手であることがわかる。
その「リオネル・メッシ」選手とよく一緒につぶやかれた言葉「共起語」も調査。目立ったのは「ネイマール」で、全7試合中6試合で話題となっていた。
ネイマール選手といえば、7月5日に行われた「ブラジル対コロンビア」の準々決勝の試合中に、コロンビアの「フアン・スニガ」選手との接触で腰椎を骨折した。それまでの「フアン・スニガ」選手のツイート数は約200~300件で推移していたが、7月5日にはツイート数が約8500件まで増加した。
一方で、日本戦があった日につぶやかれた日本代表選手名のツイート数を調査。1位は本田選手で、2位の香川選手に比べて1.5倍以上のツイート数となり、ソーシャルメディア上では本田選手が最も注目されたことがわかった。
また、日本戦3試合における本田選手の「共起語」を調査したところ、初戦は、本田選手が最初にゴールを決めたこともあり、「シュート」や「先制」などのポジティブな言葉がつぶやかれた。一方で、その後逆転ゴールを決めた「ドログバ」や「逆転負け」の言葉がつぶやかれるなど、サポーターの残念な気持ちが表れているのがわかった。