三菱電機は7月17日、省エネ性能の向上に加え、ファンポンプ用途に最適な機能を充実させた簡単操作のインバータ「FREQROL-F800」シリーズを発表した。7月31日より発売する。

同製品は、新開発のアドバンスト最適励磁制御により、モータ効率を約15%向上させ、省エネを実現する他、DC24V外部電源供給によるセルフパワーマネジメントで、待機電力を最大約70%削減する。また、ファンポンプの負荷に合わせて定格が選択できる多重定格化により、使用するモータに最適な容量のインバータの選定が可能。さらに、マルチポンプ機能により、複数ポンプを同時に制御することで水量を調節できる。この他、USBメモリ経由でパラメータのコピーが可能なのに加え、インバータセットアップソフトウェア「FR Configurator2」を使用することで、従来のインバータ「FREQROL-F700P」シリーズで使用しているパラメータを容易に移行できる。また、トレース機能により、トラブル発生直前の運転情報をUSBメモリを介してパソコンに取り込むことでトラブルを解析できる。

なお、価格は入力電圧が三相200Vの「FR-F820-0.75K~110K」計17機種が11万8000円~350万円、入力電圧が三相400Vの「FR-F840-0.75K~315K」計24機種が14万8000円~790万円、入力電圧が三相400Vの「FR-F842-355K~560K」計5機種が568円~1950万円。

汎用インバータ「FREQROL-F800」シリーズ