コニカミノルタは7月17日、同社が今年2月10日にシンガポールに新設したBusiness Innovation Center(BIC)が、シンガポール国立インフォコム研究所(以下、I2R)との研究協同協定に調印したと発表した。
コニカミノルタは、主力の情報機器事業において、MFP(複合機)の販売を中心とするビジネスモデルから、ICT(Information and Communication Technology:情報通信技術)を活用した顧客の業務プロセスの改善・改革に向けたサービス提供への事業転換を積極的に推進している。
BICは、市場ニーズに即し顧客企業内のデジタルワークフローソリューションを開発し提供していくため、今年2月、世界5極(北米/欧州/アジア・パシフィック/中国/日本)に設置。各BICでは、各々の市場においてより広くさらに深く顧客ニーズをくみ取り、迅速に開発・事業化していくことを目指している。
すでに、シンガポールのBICでは、シンガポール経済開発庁(EDB)と連携して様々な領域で、地域に密着したビジネスインキュベーションを開始している。
今回のI2Rとの研究協同協定は、ビジネスインキュベーションの取り組みをさらにダイナミックにスピード感をもって展開するため、ネットワークやシステムセキュリティ、音声認識やワイヤレス通信などの研究を行っているI2Rと、新たな領域でのビジネス開発に向け連携して活動していくもの。
コニカミノルタでは、シンガポールのみならず、他の世界4極(北米・欧州・中国・日本)においても、パートナー企業様を獲得し、早期のビジネス化を実現していきたいとしている。