キリンビールは7月16日、今秋より「ビールにワクワクする未来を」をテーマとした中長期的な活動を展開し、その取り組みとして、クラフトビールブランド「SPRING VALLEY BREWERY」を立ち上げると発表した。
「SPRING VALLEY BREWERY」ブランドでは、「ビール通を唸らせ、ビールが苦手な人もはじめての出会いに感動するビール」をコンセプトに、上質な苦味と、甘味、酸味、香り、コクの究極のバランスを実現した、新次元のクラフトビールを多彩なラインアップで提案する。
「SPRING VALLEY BREWERY」とは、日本で最初に商業的に成功したビール醸造所の名称。この地を引き継いだのが同社の前身「ジャパンブルワリー」であり、新たなチャレンジ、パイオニア精神を象徴するブランド名となっている。
同ブランドの製品は、来春、代官山東横線上部開発地に新たに開設するブルワリーと、同社横浜工場内に新設した小規模醸造設備の2ヵ所で製造する。2015年1月には、同社が100%出資する新会社を設立し、各ブルワリーに併設する店舗を来春から順次展開する。
代官山東横線上部開発地に展開する「SPRING VALLEY BREWERY TOKYO(仮称)」では、ビール醸造の様子を見ながらビールを楽しめ、また、つくり手との交流や、食事とのペアリングなど、今までにないビール体験を提供する。
また、2ヵ所のブルワリー併設店舗を中心に、つくり手と飲み手、飲み手同士の新たなコミュニティを創造するほか、オンラインショップ「DRINX(ドリンクス)」でも9月下旬より「SPRING VALLEY BREWERY」ブランドの、プロトタイプ品(試作品)第1弾を限定テスト販売する。