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Mozillaは7月15日(米国時間)、「Mozilla Advances JPEG Encoding with mozjpeg 2.0|Mozilla Research」において、JPEG画像をさらに圧縮するためのソフトウェアmozjpegの最新版となる「mozjpeg 2.0」を公開したと伝えた。mozjpegがベースとしているlibjpeg-turboと比較して平均で5%ほど圧縮率を向上させることに成功したと説明がある。
5%ほどの圧縮率向上だが、多くの画像データを扱っている大規模ソーシャルサイトなどにとってはとても大きな意味を持っている。mozjpegを使ってJPEG画像を再圧縮することで画像サイズを低減することができるほか、通信帯域の使用量を削減するといった効果にもつながる。
サイズの上ではWebページコンテンツはHTML/CSS部分よりも画像部分が大きな割合を占めている。Googleはこうした状況を改善する目的でWebPという新しい画像フォーマットを開発。従来の画像をWebPへ置き換えていくことでさまざまな恩恵を受けることができると説明している。Mozillaはこうしたアプローチではなく、既存のJPEGデコーダなどすでに使われているものを変更することなく、JPEG画像の圧縮率を引き上げる技術の開発に着手。すでに存在しているさまざまなソフトウェアやハードウェアを入れ替えることなく恩恵を受けることができ、より現実的だとしている。