MMD研究所は7月15日、「MNPユーザーのスマートフォンネットワーク調査」を実施し、結果を発表した。対象は、2013年10月~2014年6月までの間にMNPを利用してLTEなどの高速通信を契約した利用者(docomo、au、Softbankの利用者、各600人)。

調査結果によると、MNPを行った時期は「2014年3月」が28.9%と最も多く、次いで「2013年10月」の12.1%という結果となった。MNPを行った理由は、「キャッシュバックやプレゼントがもらえるから」が48.3%と最も多く、次いで「毎月の料金が安くなるから」が47.6%、「安く携帯端末を購入できるから」が28.9%と続いた。

MNPを行った時期(N=1800)

MNPを行った理由

MNP前と比べてスマートフォンの「つながりやすさ」を5段階評価で聞いたところ、「とてもつながりやすい」「ややつながりやすい」を合わせ、全体で59.4%が「つながりやすさ」を実感していることがわかった。キャリア別では、SoftBank利用者が最も高く62.4%、次いでdocomo利用者が60.9%、au利用者が55.3%の順となった。

MNP前と比べて「つながりやすさ」の実感度

スマートフォンの「通信速度」について5段階評価で聞いたところ、「とても速い」「やや速い」を合わせ、全体で63.2%が「通信速度が速い」と実感していることがわかった。キャリア別では、つながりやすさ同様にSoftBank利用者が最も高く67.3%が通信速度が速いと感じており、次いでdocomo利用者が63.7%、au利用者が58.6%と続いた。

MNP前と比べて「通信速度」の実感度

MNP前と比べてパケ詰まりへの不満について聞いたところ、不満は全体で17.6%に留まり、80%以上がMNP後のスマートフォンについてパケ詰まりの不満を持っていなかった。パケ詰まりに不満を持っていると回答した人(N=316)を対象に、パケ詰まりの頻度を聞いたところ「ほぼ毎日」が最も多く36.7%だった。

MNP前と比べて「パケ詰まり」に対しての不満

パケ詰まりの頻度