情報処理推進機構(IPA)は7月15日、「情報セキュリティ白書 2014」の販売を開始した。

情報セキュリティ白書 2014

IPAは毎年情報セキュリティ白書を発行し、システム開発者、システム運用者および一般の利用者に向けて、情報セキュリティの現状や、今後の対策に関する情報を提供している。

IPAは2013年度の情報セキュリティのトピックとして、攻撃対象の組織や個人が日常的に利用するWebサイトを調べ、そのWebサイトを改ざんしてウイルスを感染させる「水飲み場型攻撃」による情報流出や、インターネットバンキングにおける不正送金被害の増加、パスワードリスト攻撃による不正アクセスの多発などを挙げている。

このような現状を受けて、情報セキュリティ白書 2014では、「オンライン本人認証の動向」「医療機器の情報セキュリティ」「政府機関の情報セキュリティ対策のための統一基準群の改定」という3テーマが新たに加えられている。

情報セキュリティ白書 2014 印刷書籍版の定価は2000円(税別)で、IPAのほか、Amazonや全国官報販売協同組合で販売される。IPAのWebサイトからサンプルをダウンロードできる。

また、今回は電子書籍版(税別1600円)も8月中旬に発行される予定。