NECは7月15日、Amazon Web Serviceの提供するクラウド基盤サービス「アマゾン ウェブ サービス」(以下、AWS)を利用したシステム構築サービスを、同日から提供開始すると発表した。
具体的には、NECが有する大規模システム構築ノウハウやAWS対応ミドルウェアを利用した、信頼性・付加価値の高いシステムの構築サービスと、顧客の業務やIT環境に適したクラウド活用の方向性を提案するアセスメントサービスの提供を行う。
また、高品質なサービス提供に向けて、AWSを利用したシステム構築・運用のスキルと知識を有するAWS認定技術者の育成を進め、2014年度にNECグループで200名体制に拡充する計画をたてている。
構築サービスでは、大規模ミッションクリティカルシステムのプラットフォーム構築ノウハウや先端SI技術を活かし、AWSの大規模導入時や高負荷時の動作・性能評価を実施。これらの知見を基に、AWSを利用した信頼性の高いシステムの構築を実現する。
また、性能評価シミュレーションに基づいたシステム構成の作成やICT資源の調達(プロビジョニング)を自動化する独自ツールにより、最適なシステム構成の導入・維持を実現する。
さらにセキュリティ・運用管理・高可用などのNECの主要ミドルウェアをAWSに対応。これらのミドルウェアの利用により、AWS上で付加価値の高いシステムを適切なコストで構築可能となっている。
そのほか、「NEC Cloud IaaS」のセルフサービスポータルと連携することで、「NEC Cloud IaaS」やAWS、顧客構築システムの監視、利用状況・構成情報などの管理を統合的に実現する。