米マイクロソフトは、ITコンテスト「Imagine Cup(イマジンカップ)」を7月29日~8月2日(米国時間)の間、米国シアトルで開催する。

Imagine Cupは、マイクロソフトの共同創業者であるビル ゲイツ氏の発案によって2003年より開催する学生向けのITコンテストで、今年で12回目。この10年間でのべ190カ国、総勢165万人以上の学生が参加している。

今年は、世界中から7431の作品応募があり、各地での地区予選を勝ち抜いた33チームが世界大会に参加。米マイクロソフトのCEOであるサティア ナデラ氏が特別審査員を務める。優勝チームは、5万ドルの賞金に加え、ゲイツ氏に直接自分たちの作品をアピールできる。

日本からは三重県 鳥羽市の鳥羽商船高等専門学校の学生チーム「かぞくぐるみ」が出場。作品は、高性能センサーで人体の動きをスキャンし、ネット経由で遠隔地にある"ぬいぐるみ型ロボット"に送信するコミュニケーションツールだ。遠隔地に住む家族間でのコミュニケーションなどの利用を想定している。

鳥羽商船高等専門学校が開発したコミュニケーションツール

なお、日本マイクロソフトは出発前日に壮行会を開催。代表取締役社長の樋口 泰行氏らが世界に挑む学生たちを激励する。