シーメンス・ジャパンは7月10日、産業用に求められる信頼性と拡張性に対応したローコストのラック型PCとして、19インチ4Uサイズの「Simatic IPC347D」を発表した。

同製品は、ローコストながら高い堅牢性と、グローバルサポートの提供により、生産現場でコンシューマ向けPCを使用するユーザーの不安を緩和する。具合的には、振動・衝撃・温度などの環境性能において、24時間連続運転が可能になるよう設計されており、EMCノイズ対応、換気構造に加え、防塵フィルタも搭載されている。

主な仕様としては、CPUは「Intel Pentium G2010」と「Intel Core i5-3340S」から選択でき、メモリは2GBまたは4GBを搭載し、最大16GBまで拡張できる。ストレージは500GB HDD、PCI/PCIExpress拡張スロットは合計7スロット搭載している。OSはWindows7 Ultimate 64bitまたは無しから選べる。

なお、価格は12万4000円(税別)。すでに、販売を開始している。

エントリーレベルの産業用PC「Simatic IPC347D」