LGやSamsungが搭載製品を投入したウェアラブル機器向けOS「Android Wear」で有料アプリがインストールできないという問題について、米Googleは7月8日、開発者向けに対応策を説明した。
この問題は「Google Play」で公開されているAndroid Wearアプリをインストールできないというもので、Android Wear向けの有料アプリとGoogle Playの転送ロックメカニズムを利用するアプリで生じていた。
Googleによると、APKを含むassetディレクトリがインストーラに抽出されない/読み込まれないことが原因であり、対応策としてはres/rawディレクトリ内にwearable APKを置くことだという。
現在、ウェアラブル端末向けアプリをパッケージする方法は、オープンソースのビルドツール「Gradle」のwearAppルールを利用するか、マニュアルでパッケージするかの2種類ある。有料アプリについては、前者ではなく、マニュアルでres/rawにAPKを置く作業を行うように指示している。
具体的な指示は、Googleのブログを参照していただきたい。Googleはマニュアルの変更を行うと同時に、GradleルールをアップデートしたAndroid SDKビルドツールを公開する計画としている。