Infineon Technologiesは、現在を進めているオーストリアのフィラッハにある拠点の拡張計画「Pilot Space インダストリー 4.0(第4次産業革命のパイロット空間)」を策定したことを発表した。
同計画は、将来の製造と研究開発(R&D)に関する専門知識の拡大を重視したもので、ネットワークを駆使した知識集約型の生産体制について、画期的なコンセプトを具現化し、試験を実施することを目指すとするほか、新素材や技術に関する研究も、重点的に行う予定だとする。
投資ならびに研究費は総額2億9,000万ユーロが予定されており、研究開発部門を中心に、2014~2017年の期間で約200人の新規雇用が創出される予定だという。
なお、同パイロット空間は、独政府が進める「インダストリー 4.0」イニシアチブのビジョンの実現に向けた一環であり、同社では、欧州の競争力の向上という意味で、重要な貢献を果たすとしている。