SAS Institute Japanは、探索的データ分析ソフトウェア「JMP(ジャンプ)」の最新バージョン「JMP 11.2」を7月8日よりリリース、ライセンス製品の提供を順次開始すると発表した。
JMPは、さまざまな統計手法とグラフを動的にリンクさせ、数値の表だけからでは得ることができない関係や洞察を明らかにするソフトウェア。JMP 11では分析機能に限らず、自社の分析製品に加えて他社製品とのデータ連携、詳細な地図データを利用したグラフ表示などの情報共有機能を強化・拡張した。
JMPに高度な分析機能を追加した「JMP Pro」においても、同様に最新バージョン「JMP Pro 11.2」がリリースされ、より複雑な統計的問題に取り組む科学者やエンジニアの快適な業務遂行に寄与する。
今回のアップデートでは、JMP 11.0/11.1.1で発見された不具合を修正。さらに、オンラインヘルプとオンライン・マニュアルがすべて日本語化され、印刷版の日本語マニュアルも発売されるなど、日本のユーザーにより使いやすい環境を提供する。
2013年9月より販売している「JMP 11.0」および「JMP 11.1.1」を利用中のユーザーは、JMPホームページから無償のメンテナンス・プログラムをダウンロードして適用することで、継続して「JMP 11.2」を利用できる。