ユミルリンクとオーリック・システムズは7月8日、Web行動解析とメールマーケティング分野において技術および販売・マーケティングで協業し、デジタルマーケティングシステムを共同で提供すると発表した。

このデジタルマーケティングシステムの第1号ユーザーとして夢展望が導入を決定している。

両社が共同提供するデジタルマーケティングシステムは、ユミルリンクのメール配信「Cuenote FC」と、オーリックのWeb行動解析マーケティングツール「AuriQ Campaign」間でセグメントされた顧客リストを共有。

メールの受信・開封からWebサイトのクリック、サイト内の行動、コンバージョンまで、一連の顧客行動を分析しながら、効果的なメールコンテンツの作成、配信先の最適化など、メール配信計画の立案や見直しが可能となる。これにより、キャンペーンをはじめとするマーケティング施策の効果を最大化できるとしている。

Cuenote FCは、条件別メール配信や絞り込み配信機能、効果検証や管理機能を備えており、AuriQ CampaignによるWeb行動解析結果を連携させることで、より確度の高いメールマーケティングが可能になる。

さらにAuriQ Campaignは、Webログデータ(非構造型)とフォーマットの異なる業務データ(構造型データ)の連携ができる。そのため、基幹システムにある顧客データベースや売上データなどを統合して分析することで、ECサイトや会員向け情報配信、O2O(Online to Offline)などの幅広いニーズに対応可能なデジタルマーケティングが実現する。また、月間数億PVの大規模サイトも含めて1万6000サイト以上で導入実績のあるオーリックの「RTmetrics」のログ収集エンジンを搭載。解析対象のページにタグを貼るなどの追加作業が不要で、携帯・スマートフォンの顧客行動も同一指標で分析できる。

連携システムのイメージ