アルプス電気は7月8日、microSIMカード用コネクタの基板落とし込みタイプ「SCGH1B」シリーズを発表した。
同製品は、従来品より薄型化したのに加え、基板を切り欠いて実装する基板落とし込みタイプにしたことで、基板からの製品実装高さ0.75mmを実現した。また、独自のシミュレーション技術を生かし、製品構造を最適化。製品上下を金属枠で囲む構造にすることで、基板落とし込みタイプで0.75mmの高さと、こじり動作に強い構造を両立させた。さらに、精密加工技術や薄肉インサート成型技術により、安定した品質で量産できるという。この他、カードの挿抜状態の検知に、しゅう動接点構造を採用した検出スイッチを搭載。異物の影響を受けにくく、高い信頼性も確保している。
なお、サンプル価格は450円。7月より月産100万個体制で量産を開始する。開発は同社 技術本部 古川工場(宮城県大崎市)、生産は無錫アルプス(中国江蘇省無錫市)にて行われている。