フュートレックは7月7日、TranscribeMeに出資を伴う資本業務提携を行い、日本国内において、クラウドソーシングと音声処理技術を組み合わせた音声書き起こしサービスを開始することを発表した。

新たに提供を開始する同サービスでは、音声データをマイクロタスク化してクラウドワーカーに渡し、書き起こしを行うため、録音時間が長くても多くの人手を使って効率的に作業を進められる仕組みになっている。また、機密性が保たれるように、データは短く区切って暗号化処理された後、作業者に配布される。

この取り組みにおいて、フュートレックはTranscribeMeのサービスの販売とマーケティングを担当し、サービスの提供はTranscribeMeが実施する。価格は録音データ1時間あたり2万2500円となっている。

クラウドワーカーは各個人のスキルレベルにバラつきがあることが懸念されるが、TranscribeMeは、ワーカーになるための試験としてWeb上で各言語別の書き起こしテストを行い、ワーカーのレベルを管理しているとのこと。また、納品にあたってマイクロタスク化したデータをひとつにまとめる際には、品質保証部門が全体のチェックを行う。

スマートフォンで音声の録音や書き起こしの発注、テキストの受け取りができる日本語版アプリも近日中に公開する予定になっている。