ワイヤ・アンド・ワイヤレス(Wi2)は7月4日、神戸市における外国人観光客向け公衆無線LANサービスの委託事業者として、外国人観光客向け無料Wi-Fiサービス「KOBE Free Wi-Fi」の提供を開始すると発表した。
同社の公衆無線LANサービス「Wi2 300」を活用することでインフラ整備にかかる費用と期間を抑え、広範なエリアで迅速に、利用者にとって分かりやすいサービスの提供ができたという。また、外国人観光客の利用動向を分析することで神戸市の新たな観光振興策に貢献したい考えだ。
同サービスでは、市内3000アクセスポイント以上でWi-Fi通信が利用できる「KOBE Free Wi-Fiカード」を発行し、神戸市総合インフォメーションセンター等で外国人観光客に配布する。最初のアクセスから1週間、市内のアクセスポイントに加え、「Wi2 300」で提供するベーシックエリアおよびオプションエリアでのWi-Fi通信を利用することができる。カードの配布は7月31日からの予定。
さらに空港や観光案内書などの施設においては、神戸市独自のSSIDによるWi-Fi環境を順次構築し、外国人観光客のみでなくすべての人に無料で提供する。神戸市独自でWi-Fiを提供するスポットは神戸空港ターミナルなど11拠点の予定だ。