UCカードとMasterCardは7月3日、大日本印刷の協力のもと、お財布やクレジットカードを携帯せずに決済が可能なMasterCardのデジタル・ウォレット・サービス「MasterPass」の日本で初めての提供に向け、協働することに合意したと発表した。

MasterPassは、オンラインでも実店舗でも、モバイル・タブレット・PCなどの端末を利用して買い物ができる、クラウドを活用したデジタル決済サービス。2013年に提供が開始され、現在、世界4万以上のインターネット加盟店で導入されている。

利用者は事前にクラウド上に複数のクレジットカードを登録しておき、MasterPass対応店舗においてカード情報や送付先住所などを選択することで支払いが完了する。MasterCard以外のクレジットカードや、デビットカード、プリペイドカードも登録が可能となっている。

お財布やクレジットカード不要で支払いできる「MasterPass」

今回の合意では2014年末から2015年初頭に、美容サロン情報スマートフォンアプリ「Salon de Wallet i」と連携したMasterPass決済機能の利用開始を目指す。これにより、利用者は店頭でスマートフォン等を使ってQRコードを読み取るだけで料金の支払いができたり、アプリ内で美容関連商品を購入する際に最低限の操作で決済を完了させることが可能になるとしている。