キヤノンは、大判インクジェットプリンタ「imagePROGRAF(イメージプログラフ)」シリーズの新製品として、CAD/GIS(地理情報システム)図面などの出力に適した「iPF785/iPF780/iPF685/iPF680」の計4機種を7月下旬より発売すると発表した。
「iPF785/iPF780」はA0ノビ、「iPF685/iPF680」はA1ノビに対応した5色モデルで、基本性能である高速出力・高画質・低コストをさらに進化。これにより、CAD/GIS図面を出力する建築、土木、製造、官公庁などの大規模ネットワーク環境から中規模ワークグループだけでなく、高品位ポスターを出力する流通業や小売店、教育現場など、幅広い大判プリントのニーズにこたえる。
「iPF785/iPF780」はA1サイズを最速約21秒で高速出力が可能。新開発のマゼンタインク採用により、図面の赤い線画や文字および地図などの視認性を向上するほか、赤や黄色の発色にすぐれた鮮やかなポスター作成を実現する。大容量300mlインクタンクが用意されているため、インクタンクの交換頻度とインクコストを低減する。
同梱されている図面出力ワークフローを効率化するソフトウエア「imagePROGRAF Direct Print & Share(DPS)」は、ダイレクトプリント機能によりCAD図面ファイル形式 HP-GL/2に対応しており、基幹システムにおける図面の大量印刷時の利便性を向上する。
そのほか、iPadから大判プリントを可能にする無料アプリ「imagePROGRAF Print Utility」によって、多様な使用環境での大判プリントを実現する。
価格は、iPF785が64万8,000円、iPF780が39万8,000円、iPF685が42万8,000円、iPF680が26万8,000円となっている(いずれも税別)。