米Microsoftは7月2日、Visual Studio向けゲーム開発プラグイン「UnityVS」を開発するSyntaxTreeを買収したと発表した。買収金額など詳細は公開していない。Microsoftは同社の技術をVisual Studioに統合するほか、オンラインで無料公開する計画だ

SyntaxTreeは、Visual Studioのプラグイン「UnityVS plugin for Visual Studio」を開発するソフトウェアベンダー。

UnityVSは、Unityゲームエンジンをベースとしたゲーム開発で必要なデバッグ機能で、プログラマーは同プラグインを利用してVisual Studio内でスクリプトの作成やデバッグが可能という。Unityはクロスプラットフォームのレンダリングエンジン・ツールで、デスクトップ、コンソール、モバイル端末、Web向けのゲーム開発に利用されている。MicrosoftはUnityを利用するプログラマーを200万人と推定している。

買収後、SyntaxTreeはMicrosoftのVisual Studioチームに加わる。UnityVSはVisual Studioに統合されるほか、同プラグインを無料でダウンロードできるよう公開する。Microsoftは「クラウドファースト」「モバイルファースト」を掲げており、開発環境としてVisual Studioを強化することを狙っている。

UnityVSの画面