大日本印刷(DNP)は、スマートフォンやタブレット端末などにカードをかざして画像や映像、商品情報、クーポンなどを表示する「Touchcode」を活用した販促支援サービスを7月に開始すると発表した。

TouchcodeはT-Touch社が開発した技術。カード状の紙やフィルムなどに、目に見えない電子コードを印刷し、それをスマートフォンやタブレット端末で読み取ってさまざまなコンテンツをディスプレイに表示できる。電子コードは導電性材料で印刷されており、これを静電容量方式のタッチパネルで認識することでコードを読み取る仕組みとなっている。

カードを入手したユーザーは、専用のアプリやWebサイトなどにアクセスして、画面上に表示される指定のエリアにタッチコードカードをかざすことで、各カードに関連付けられたコンテンツを閲覧できる。

サービスのイメージ

Touchcodeカードの価格は1枚あたり約10円(税別)。DNPは今後、出版社、メーカー、流通、広告、ゲーム業界などに対して同カードを使った販促支援サービスを提供し、3億円の年間売上を目指すとしている。