角川アスキー総合研究所は2日、Twitter Japanの協力のもと開発したTwitterのタイムライン上で電子書籍が読めるePubビューワーに関して、Webサイト「tw-epub.com」にて公開を開始した。
今回発表された技術は、Twitterの協力のもと開発したコミック・書籍などのePubデータをツイートに埋め込み、Twitter のタイムライン上で閲覧することができるもの。この機能により、ユーザーはコミック・書籍の「試し読み」をタイムライン上で行い、他のサイトへ遷移することなく手軽に作品の内容を確認できる。ユーザーがその作品が気に入った場合は購入サイトへもワンクリックでアクセス可能で、リツイート(RT)することでフォロワーに紹介することも手軽に行える。
また、同技術に対応したePubを配信するサービスドメイン「tw-epub.com」に保存されたePubデータはTwitterでのタイムライン埋め込みが可能となっており、対応デバイスはPC、スマートフォン、タブレット。Twitterアカウントを持っていれば、誰でもePubを埋め込んだツイートが可能となる。
同社は、国内電子書籍市場の発展と国内文化の海外展開促進のため、この技術を特定の出版社が限定利用するものではなく、出版業界全体の作品流通に活用できるオープンな業界横断プラットフォームサービスとして展開する。なお、オープン時点ですでに2万点を超える作品の掲載依頼がKADOKAWA以外の出版社を含めて寄せられており、順次対応を行っている状況とのことだ。