三菱電機は6月30日、パッケージエアコンや産業用モータのインバータを駆動するパワー半導体モジュールの新製品として、定格電流5A~50A、耐圧1200Vの「1200V大型DIPIPM Ver.6」シリーズ6品種、および定格電流5/10A、耐圧1200Vの「1200V小型DIPIPM」シリーズ2品種を発表した。
同製品は、CSTBT構造の第6世代IGBTを搭載し、従来製品と比較して損失を10%低減した他、電流制限抵抗付きBSDの内蔵により、外付け部品数を削減できる。さらに、温度検知の出力精度の向上により、放熱設計を軽減した。これらにより、インバータシステムの低消費電力化、設計簡素化に寄与するとしている。また、「1200V小型DIPIPM」は小型パッケージを採用し、従来製品より外形サイズを66%に縮小している。
なお、価格は「1200V大型DIPIPM Ver.6」シリーズの50A/1200V品「PSS50SA2FT」が7050円(税別)。「1200V小型DIPIPM」シリーズの10A/1200V品「PSS10S72FT」が2700円(税別)。9月30日より発売する。