ヤマキは6月24日、一番だし後の鰹節の中に、ヒトの血圧を下げる作用のあるペプチド成分があり、それが体内に吸収されて降圧作用を発揮する機序があることを明らかにしたと発表した。

同成果の詳細は6月16日、ギリシアのアテネで開催された「第25回国際高血圧学会」において発表された。

同社では、同成分の吸収率は、約1~10%と高い値を示したほか、同ペプチド組成品は、配列を明らかにしたジペプチド合成品と比較し高い利用効率を示すことも確認したとのことで、これらの結果から、鰹節ペプチド(KBP)中のジペプチド組成物が、レニンアンジオテンシン系において降圧効果を示すことが明らかになったと説明している。