トヨタ自動車は6月25日、セダンタイプの燃料電池自動車(FCV)を、日本で2014年度内に発売することを発表した。
トヨタ店とトヨペット店が取扱い、当面は、水素ステーションの整備が予定されている地域およびその周辺地域の販売店が中心となる見込みだという。価格は、700万円程度を予定しており、米国および欧州も、2015年の夏ころの発売に向けて準備を進めているとする。
同社が開発を進めているFCVは、航続距離約700kmを実現するほか、燃料の補給に要する時間は3分程度とガソリンエンジン車と同レベルとなる予定だという。
なお同社では、グループ各社においても、燃料電池バス、家庭用燃料電池、燃料電池フォークリフトなどの技術開発に取り組んでおり、全力を挙げて発売準備に取り組むとしている。