トプコンは6月25日、同社の眼科用パターンレーザ光凝固装置「PASCAL」 に、白内障などの中間透光体に混濁がある場合に影響を受け難い638nmの赤色レーザを装備したモデル「Synthesis TwinStar」を新たに追加したと発表した。

同モデルは、黄色(577nm)と赤色(638nm)の2色のレーザを搭載し、光凝固治療に活用することが可能。また、従来装置同様、次の照射スポットへ瞬時に誘導することができ、パルス間隔1ms以下の高速パターン形成と従来型レーザで出力の際に生じるエネルギームラを軽減することが可能だ。

また、設定可能なスポット径に対して、それぞれ独立した個別のファイバーを採用することで、すべてのスポット径で深い焦点深度を確保することが可能となり、均一で鮮鋭なエッジの照射痕をパターン内すべてのポイントで実現することも可能となっている。

なお、2014年6月末より受注を開始し、同年9月初旬からの発売を予定しているという。

「PASCAL Synthesis TwinStar」の外観