昭和電工は6月25日、アジア地区における半導体製造用高純度ガスの供給体制の強化を完了したことを発表した。
具体的には、中国では、2014年1月より浙江省の生産子会社の高純度アンモニア生産設備を増強したが、カスタマの需要に対応するため、従来のボンベによる輸送に加えて、ISOタンクコンテナによる輸送体制を整備し、6月より本格運用を開始したとする。
また、台湾およびシンガポールの物流拠点においては、2013年末までに各種高純度ガスの備蓄用倉庫を増設しており、これらにより東アジアやASEAN各国への高純度ガスの需要増大に対応が可能となったとするほか、あわせて、日本、台湾、韓国、中国、シンガポールを拠点とする販売・マーケティング機能の拡充も図っており、東アジア・ASEAN各国のカスタマニーズに素早く対応できる体制が構築されたという。
さらに、今後は半導体高純度ガスの製造・供給に加え、使用された高純度ガスの処理も積極的に進めるとしており、高純度ガスのトップメーカーとしての地位固めを進めていくとしている。