Silicon Laboratories(Silicon Labs)は、ヒューマン・マシン・インタフェース(HMI)向けに静電容量センシング・マイコン「C8051F97xファミリ」を発表した。

同ファミリは8ビットマイコンで、有効電流は200μA/MHz、ウェイクアップタイム2μsを実現している。また、電圧低下検出器をアクティブにした状態でのスリープ電流は55nA、16.4kHzの内部オシレータを使用した場合のスリープ電流は280nAを達成しているという。

さらに、1μA未満のウェイク・オン・タッチ平均電流、解像度16ビット、100:1ダイナミックレンジを備え、最大43個のチャネルと複数のスキャンモードを持つボタン、スライダ、ホイールおよび静電容量近接センシングをサポートしているほか、同社のSARチャージタイミング容量デジタルコンバータ(CDC)テクノロジーが組み込まれており、アクイジションタイム40msの高速静電容量タッチセンス機能を実現可能としている。

なお、同ファミリはすでに量産出荷を開始しており、1万個時の単価は1.18ドルからとなっている。

静電容量センシング・マイコン「C8051F97xファミリ」のパッケージングイメージ