近畿大学附属高等学校はこのほど、学研教育みらいとNTTラーニングシステムズの協力を得て、iPadを活用した小論文の双方向オンライン添削授業を実施し、その効果検証を行ったことを発表した。
双方向オンライン添削授業は、小論文の記述力や課題に対する理解力・思考力の向上を目的として2013年12月19日~3月7日に実施された。この授業は、まず4名でグループを組み、メンバー全員が同じテーマで小論文を書く。その後、専門指導員による個別のアドバイスや他のメンバーの意見を聞きながら、グループ学習を実施するという流れになっている。オンライン授業の受講者数は89名で、小論文授業の全受講者は266名。
小論文の専門指導員や添削指導、教材は学研教育みらいが提供しており、生徒はiPadを通じてオンラインの対面指導を受ける。またNTTラーニングシステムズは、双方向オンライン授業を実施する学習プラットフォームを提供している。
授業を受けた生徒にアンケートを実施したところ、従来の赤字による添削指導のみを受講する生徒と、双方向オンライン添削授業を受講した生徒では、今後、小論文を「よりよく書けると思う」と答えた生徒の割合に32%の差が出たという。
アンケート結果(発表資料より) |